気づかされたこと 2004年6月23日(水)

日本のオカンに「あんたの弁当写真とって送んなさい!」と言われたので渋々写真とった。
人の弁当見て何が楽しいんだよーと悪態つきながらもちゃんと写真送ったら「不摂生!」と怒られました。

ちなみに今日の弁当。豪華にチーズもつけたのに。
今日も4時半起床。やっぱ早いかなぁ、起きるの。でもゆっくりしたいし。

今日もいつもどおり学校に。
いつもどおり授業うけてたけどReading Writingのクラスの時になんだか急に悲しくなってきた。
先生の言ってる事は大体分かる。でも発言が出来ないのがすっごく悔しい。本当だったらもっと色々質問したい。
クラスにロシア人の女の人がいるんだけど、バンバン質問してるのが物凄く羨ましくて今日は半泣きだった。
もっともっとスキル上げたい!授業が終わった後、思わずキャロル(先生)に「悔しい」って打ち明けた。
そしたらキャロルは自分の話をしてくれた。彼女も以前にスペイン語を第二ヶ国語として勉強した経験があったらしい。
だから外国語を学ぶって事が大変で時間がかかるものだって事は良く分かる。でも私が真剣に授業を聞いて、
ちゃんとやってるのを知ってるから頑張ってと言ってくれた。なんだか本当に泣き出しそうだったけど我慢した。
キャロルにありがとうと言って教室を後にした。頑張れるなら頑張りたい。
地道にやってれば、いつかは自由に自分の意見を言えるようになるんだろうか。

お昼のあと、図書館で勉強した。読んでた本になかなか集中できなくて焦ったけど、なんとか完読して
まとめて、自分なりに工夫してみたり。そんな事をしつつ7時まで図書館にいた。
家に帰ったけど食欲無くて、勉強しようと部屋に向かったらママから話があるから、ちょっと来てって言われた。

なんだろう?って思ってたら、いきなりこう言われた。
「アナタを見てるととても心配。学校始まってから疲れきってるし、寝てないでしょう?」って。
図書館でどんな方法で勉強してるの?って聞かれて、一人で音楽ききながら勉強してるって言ったら
それは良くない。それだと友達は作れない。分からない事があっても誰にも聞けないじゃないって。

私は昨日の日記でも書いたように、自分でやれるなら自分でしたい派だった。
他人に迷惑かけるのも嫌だし、かけられるのも嫌。でも人前だとどうしても陽気で人懐こい元気キャラになってしまう。
冗談も言うし、独特といわれるのをモットーにやってきた。悩みないでしょ?って言われる事も多い。 
そして自分をかなり外交的な性格だと自負してた。あまり人見知りもしないし、結構平気で大胆な事をする人間だと
自分で思ってた。でもそれは違っていたのかもしれない。今、とても他人に介入するのが面倒くさい。
いざ、1人で異国に飛び込んでみて私の行動力はビビたるものだった。

ママにズバリ!な事を言われた事がびっくりしたし、自分を心配してくれてるって事がすごい嬉しかった。
「頑張り過ぎないで、Aを取るだけが脳じゃない。勉強も大事だけど、学校は楽しむ所。だからあなたには友達が
必要よ。それと、きちんと寝なさい!」って。「部屋で勉強するものいいけど、リビングで勉強しても良いのよ。
私もパパも質問には全て答えてあげられるから、なんたって私は小学校の先生なんだし!」と言ってくれた。
今まで私になりに、アメリカにきてから友達を作ろう、今までの自分通りにフレンドリーにいこうと頑張ってきた。
でも社交的の意味を履き違えていたのかもしれない。分からない事は1人で悩まない。人に聞けば良い。

友達に会ってもちょっと話して終わりで、すれ違ったら「Hi!」と言えるだけの関係の友達なら沢山できた。
でもどこかに一緒に遊びに行こうと気軽に誘える友達はユーチエしかいない。
一歩近づいてみて「今度の金曜暇?」とか聞くことはいくらだって出来たはず。
それをしないでいた私は、多くの英語を磨く手段を自ら捨ててきた。
友達が出来ないんじゃない、友達を作ろうとしなかっただけ。社交的で友達がいる!と勘違いして、
広く浅く知っている人が多いというだけで満足していただけ。
英語が出来ないから友達が作れないなんて、思い込んでただけ。
私は今までアウトゴーイングでやってきたんじゃないか、日本でできてアメリカでできない訳無い。
自分の中に、こんな臆病な心があったのにも気付かされた。

その事に気付かせてくれたママのヘルプが本当に嬉しくって、大泣きした。
今日は涙腺の緩い日だよ。なんていうか人がみんな温かい。凄く感謝しなきゃ。
明日は、みんなと一緒に勉強してみよう。
そしてご飯も食べて、睡眠もとろう。来週の月曜までの宿題は全部終わらせた。本当は授業の予習もしたかったけど、
少しだけやったら寝よう。

なんだかすっごく気持ちが楽になった。
明日も頑張ろっ。



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