学校見に行ってきた! | 2004年6月9日(水) |
今日は私の通う事になっている学校へ行ってみた。 昨日ヒロコさんからバスについて色々教えてもらったから一人でいけるかなっと勇気だしてバスに乗ってみた。 一番近いバス停までは、歩いてすぐなんだけど途中で乗り換えなくちゃいけない。 だからちょっと遠くのバス停まで歩いて違うバスに乗ると学校まで乗り換えなしでいける。 バスは30分置きで、割と時間通りにくるみたい。アメリカにしてはめずらし〜。 バス停でバス待ってたら、向こうから黒人2人のラッパーがやってきて、なんだか怖くなって近くの マーケットに逃げ込んだ。そしてマーケットの中からバスが来るのを待ってた。 学校まではバスで15分くらい。お金は一律$1.25だった。しかしクォーターを持ってなかったので$2取られた。 このバスに乗ったら終点で降りれば学校だと聞いていたけれど、終点はもう学校の敷地内だった。 バスターミナルになっていて、どこにいくのも便利そう! 学校に着いて、とりあえず学校内をグルっと見て周った。思ってたより広くてキレイでびっくりした。 でも工事中のビルディングがあって見た目はちょっと悪いかも。 写真撮ろうと思ったけど、天気悪くて澱んでたからやめた。 テクテク歩いてたら「Student Building」なるものを発見した。Book Storeから生協みたいのまで全部揃ってる。 学校のパーカーも売ってて今度余裕が出来たら買おうと思った。 そのビルの2階はInternational Student Officeになっていて、入り口に大きなカウンターがあった。 だけどそれ以外特になにも無い普通のオフィス。 入り口の女性に「はろー」といっただけで、会話が続かなくなってしまった。一時退散。 仕方なくビルディングを出てまた1人キャンパスを散歩した。 お昼になって何か食べようかと思ったけど、カフェテリアには特にめぼしいものがなかったから キャンパスを出て道路を渡った目の前のマックに行った。全部食べられなかった。 これからどうしようかな、家に帰ってもする事ないしなぁと思いながら、スーパーで時間潰したり キャンパスに戻って図書館でボケーっとしてたらいつのまにかウトウトしてしまった。 まだ体は日本を求めているモヨウ。 ハっと目が覚めてこれからどうしようかな。。なんて考えてたら、遠くの方で知らない人に声をかけられた。 「Are you Japanese?」 「いえす!」と答えると、その人は「ちょっとあっちに日本人の女の子がいるんだけど通訳してくれない?」 と困惑気味に話してくる。そんな私だって通訳が欲しいくらいなのに、人の通訳なんて出来るわけないだろう! と思ったけれどもう半ば強制的につれていかれた。 先ほどプラプラして終わったInternatinal Student Officeへ連れて行かれると、そこには30代の女性が 大声で泣いていた。話を聞くと、どうやら彼女は日本からきたばかりでホームシックで泣き始めてしまったらしい。 正直、これには困った。 実は私もホームシックにかかっていたから。そんな大泣きする程でもなかったけれど、昨日からずーっと 日本が遠くなってしまった事に動揺していたし、こんな誰も何も分からない場所で学生生活などできるんだろうかと 不安で不安で仕方無かった。しかし、目の前の女性を無下にもできないので、とりあえずなだめたけれど 心の中では「あたしより年上じゃんか、こっちが泣きたいよ・・・」と思っていた。 彼女が話が出来る程度に落ち着いてから、お互いの話をした。 彼女は34歳で1週間前にアメリカに来たが、凄いホームシックにかかってしまい勉強を諦めて日本に 帰るつもりでいると言った。彼女は1人でアパートに住んでおり、TVも無い音の無い生活に耐えられないという事。 確かにいきなりアメリカで1人は心細いと思う。想像しただけでも泣けてきた。 なにか言うことは無いかと「折角アメリカにきたのに勿体無いですよ。夢はどうするんですか?」と聞くと 「うん、でもね、なんだかどうでもよくなっちゃった・・・。」と言われた。 なんか悲しくなった。 しばらくその人と話したけれどきっと彼女は日本に帰ってしまうんだろうなって思った。 彼女と別れ、再びInternational Student Officeをプラプラした。 さっきは立ち入り禁止かな?と思って入らなかったエリアがあったんだけど、どうやらそうでも無いみたい。 ちょっと奥まで入って行ったら、女の人に「Hi!あなた新入生?」と声をかけられた。 「いえす!」と答えたら、すごく嬉しそうな顔をして「Welcome!」といってくれた。しばらく話をしていると 傍に居た女の子が混じってきた。彼女の名前はメギー。香港から来ていてもうすぐ卒業だということ。 彼女がキャンパスを案内してくれると言ってくれたので「Thank you」っと答えたら 「日本人はやっぱり礼儀正しいわよねー」って言われた。そ、そうなのかね? 午前中見たキャンパスだけど、メギーと会話しながら見て歩くとさっきより全然楽しい。 色々な事教えてくれる。「もし分からない事あったら何でも言って!dont be shy!」とメギーは言ってくれた。 勇者はちょっと心強くなった。(チャラララッチャッチャッチャー♪) 学校見学も終えると明るいうちに家に帰ることにした。まだ夜の街は怖い。 帰りのバスの中ではさっきの日本人の事をずっと考えてた。 なんだかんだ言ったって私もまだ怖いし日本が恋しかった。 そんな事を考えながらバスを降りた。降りり過ごしたら一大事だとヒヤヒヤしたけれど、無事に降りることが出来た。 が!バス停から降りて家に戻る途中、道を間違えてしまって大パニック。 あれ?行きにこんな道通ったかな?と思っても、ここがどこだか良く分からない。 道は京都みたく碁盤の目になってて、どの家も似たような家に見える。 仕方なく来た道を戻ったけれど余計分かんなくなって、電話しようと思っても電話ボックスなんてどこにもない。 がむしゃらに歩いて走って、多分30分くらいだったと思う。 やっと家についたと思って鍵を出したら、鍵が穴に合わない。間違えて隣の家の鍵を開けようとしていた事に 気づいて一人ボケツッコミしてしまった。 無事に家についたら丁度夕飯が始まろうとしており、心配したのよーと言われて嬉しかった。 夕飯はなんだか喉に通らなくて一口で終わってしまった。「どうして食べないの?」と聞かれた時 なんだかピンと張ってた糸が切れて、思いっきり泣き出してしまった。でもすぐ泣き止んだ。 少し泣いたら気分もすっきりして、ご飯もちょっと食べられた。 パパもママも心配して慰めてくれた。間違えて隣の家に入ろうとしたのは笑い話になったけど、道に迷ったことは 「今日は良くない日だったのよ」とサラリと終わってしまった。そんなもんだよね。 嬉しかった。今日も眠いからもう寝ます。今は9:00PM 日本じゃありえないほど規則正しい生活。 明日、何しようかな。モールにでもいってみよっかな。 |